1095 / 1208

詩乃と明の朝 4

寝室の扉を開けると詩乃が潮を噴いて間もなくで、明は苦笑した。 「気持ち良すぎちゃったみたいだね?」 「ご…ごめんなさ…っ。布団、汚しちゃった」 「大丈夫。シーツは洗えばいいし、布団はクリーニングに出すからね。クリーニング中は予備の布団を出すから問題ないよ。それよりお腹空いたでしょう?詩乃。食べよう」 明はおぼんをベッドに置き、詩乃の体を引っ張りよせて自分にもたれかけさせ 「足、広げて。バイブ、抜いてあげるから」 「う。うん…。はい」 詩乃は足を広げてバイブを抜いてもらい、明に体重を預け 「あ…あん。気持ち…かった。けど、ヘロヘロだよ、明さん」 「食べさせてあげる。ほら、あーん」 明が詩乃の口元にサンドイッチを差し出すと詩乃は口を開け 「あーん」 明が作ったサンドイッチをおいしそうに頬張った。 「おいしい」 「ふふ、よかったね。職場には車で送ってあげるから。帰りも迎えに行くからね?詩乃」 「うん」 「さ、スープも飲んで。お仕事頑張って」 「ありがとう。明さんも頑張ってね」 「うん」 2人は仲睦まじく朝のひとときを過ごし、食べ終わると出社の支度をした。

ともだちにシェアしよう!