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ご褒美をチラつかせる詩乃
詩乃に見つめられた宵と雫は顔を見合わせ
「どういう関係って…前にチラッと言いましたけどグループ交際的なことを。俺の恋人は周防雅宗で、4人で時々えっちを…」
「あ…数年前にそんなようなこと言ってた気が…。本当に牟呂たちとえっちを…?宵先輩」
「うん」
「なんかずるいです…大雅のはじめても奪っちゃうし…ぼくも先輩とえっちしたいです」
「明にぃとお付き合いしているんでしょ?詩乃。なのに僕ともしたいんですか?」
「はい」
「明にぃとのえっちじゃ満足できないの?」
「そんなことはっ!うまく説明できないですけど、明さんには抱かれたいけど先輩は抱きたいんです。だから意味あいが違うんです」
「ちょっと考えさせてくださいね?詩乃。実継さんにも相談しないと…」
「はい。ということで注射打ちますね」
「詩乃…お願い。優しくしてください」
「大丈夫ですよ、先輩。怖がりさんですね」
「だって…注射のうまい紫藤先生ですら痛かったです…」
「注射は痛いですよね。ぼくも得意じゃないです。えっちと違って痛いのを我慢しても気持ちよくはならないですし」
「やっぱりやめない?詩乃」
「やめません。そうだ、先輩。頑張ったらイかせてあげます」
「な、奈南先輩!?何を言って…」
「だって先輩は気持ちいいの大好きだからご褒美があれば頑張れますよね?」
「うん」
「宵さんもうんって…。これアリ?」
雫は注射が終わった後のことを想像して顔を赤くした。
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