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由宇 イライラ
鼻を摘ままれた由宇は麻弥の手を叩いてはらいのけ
「やだ!」
「え。そういうことしちゃうんだぁ?由宇くんはすぐ手が出るって本当だね」
「なんだよ、それ」
「入院したてのころとか実くんのお顔をガリってしちゃったり、看護師さんの手をガリってしてたんでしょ?」
「う…。そ、それは…そうだけど」
「悪い子だね?由宇くん。そう思わない時雨さん?」
「なんとも…。とりあえず診察の邪魔だ、麻弥」
「ひどっ!時雨さん、こんな楽しそうなことを1人でするなんてずるいよ。ぼくも由宇くんで遊びたい」
「ずるいって…おまえなぁ、、俺は別に遊んでいるわけでは…」
「ぼくにも触らせて?ね?いいでしょう?由宇くん」
「や、やだーっ。助けてー」
「やだ、助けてってわりには…ナカの締めつけすごいんだが…これ、指じゃなくちんこならヤバいな。すぐイかされそうだ」
「そんなに名器なの?」
「だな」
「そしたらなおのこと触りたーい。気持ちよくしてあげるよ?それでもダメ?由宇くん」
「いっ!イヤです。ダメ。遠慮します」
「なんだ?気持ちよくなりたかったんだろ?由宇」
「そ…そうだけど…。佐東先生、心療内科医じゃん?触られる意味が分かんないだけど!てかさ…診察、もう終わりっっ。白鷺先生、指を抜いて!おしまいっ」
由宇はイライラを表に出して声を荒げた。
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