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白鷺センセと千歌
由宇の部屋を出ると足早に白鷺と麻弥はリカバリーへと向かった。
「麻弥、家に帰ったら覚えていろよ?」
「なぁに?ご褒美?」
「あ?どう考えたらご褒美がもらえる流れになるんだよ。どう考えてもお仕置きだろうが。明日は休みだからたっぷり躾てやる」
「わー怖い。時雨さん、眉間がMになっているよ?」
「知らん」
リカバリーの扉を開けるとベッドの上で横向きに丸まってうなる千歌と心配そうに千歌の背中を撫でる未羽、千歌の体温を測っている理央の姿が見えた
「理央ちゃんお待たせ。みぃちゃんをベッドに戻してくれるかな?」
「はい。シュガー先生、千歌ちゃんの熱ですけど37.6度です。みぃちゃん行こっか?」
「うん。ちか、大丈夫?」
「大丈夫だよ。泌尿器科のベテランドクターが来てくれたからね」
「ほんと?よかった」
未羽は理央の言葉に安心して自分のベッドに戻り、未羽がベッドに戻ると麻弥は千歌に白鷺の紹介を始めた
「インフルの点滴効いたみたいだね、千歌ちゃん。あのね、この人白鷺先生って言って泌尿器科の先生なんだ」
「で?」
「で…って。先生に診てもらおうね?」
「イヤ」
千歌の返答に麻弥がおそるおそる白鷺をうかがい見ると、白鷺は苦笑し
「イヤか…。でも、ごめんな?触るぞ」
白鷺はそっと手を伸ばして千歌の腹を触り
「んぅっっ」
触られた千歌は苦痛に顔を歪めた
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