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バトンタッチ
「どうした?麻弥」
「この子、排尿痛訴えているの。糖尿病もあるから尿検査したいんだけど排尿拒否で」
「分かった。千歌の方頼めるか?」
「千歌ちゃん?」
「ああ。かなりいい具合に解れているから、直径1.5cmくらいの道具なら使ってもいけるはずだ。ただし、指の数は増やすな。いいな?」
「分かった。でもさ、ぼくの指って時雨さんの指よりだいぶ細いよ?だから増やしても…」
「麻弥っ!信頼関係もまだ構築できていない相手に何を言ってる」
「できるだけ進めた方が本人自身が後が楽だと思うけどな」
「間違いじゃないが…今がつらいんだから追い詰めるな」
「はーい。じゃあ、みぃちゃんを頼むね?」
「了解」
白鷺とバトンタッチした麻弥はローションを手にすると千歌の側へと座り、麻弥が近づいてくると千歌は警戒して膝と膝をくっつけ無言で首を横に振った
「ん?それはイヤだってことかな?千歌ちゃん」
「うん。昨日、痛かったよ。みぃも泣かされてたし触られたくない。怖い」
「あー…昨日のアレはね。仕方ないんだよ?千歌ちゃん。無理矢理お腹のナカを綺麗にしたから痛かったよね、ごめんね。でも、今日は大丈夫だよ。気持ちいいしかしないから」
「でも…」
「気持ちいいのきらい?」
「好き」
「ふふ、素直。気持ちいいのしよ?勇気出してお股を広げてごらん。気持ちよくしてあげる」
「う、うん」
千歌がためらいながらゆっくりと足を左右に開いていくと、隣のベッドから悲鳴が聞こえ麻弥と千歌は顔を見合わせ
「みぃ?」
「だね」
立ち上がって麻弥が様子を見ると理央に両手を頭上で繋がれ、白鷺に甚平の下を未羽が脱がされて状況を理解した麻弥は再び腰を下ろした
「大丈夫診察されているだけだよ」
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