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みぃ 照れる
由宇の来訪に喜ぶ未羽の様子に白鷺は微笑み
「お、強力な助っ人が来てくれてよかったじゃないか、未羽。ちょうど佐久間先生来てほしいなって言ってたし嬉しいな?」
「うんっ。あ、いや…えと」
「なに?みぃ、俺に会いたかったんだ?」
「ち、ちがう!」
「ん?じゃあ、帰っていい?」
「ええっ!やだぁー帰らないで。一緒にいてよ」
「はいはい」
ニヤっと笑いながら未羽の頭をかいぐりまわす由宇に白鷺は
「それにしても、タイミングよく現れたな?佐久間。この子に導尿すんの厳しい気がしてたから助かった」
「あー…大雅さんがさ」
「たいが?」
「看護師の涼木さん。未羽くんがピンチだからリカバリーに行ってくれって言いにきてさ…で、ここに来たわけ」
「なるほどな。じゃ、せっかく来てくれたから手伝ってくれ」
「分かった。どうしたらいい?」
「本当は仰向けでカテ挿入したいんだが、たぶん体勢キープ無理だろ?この子」
「んー…だね。暴れんの目に見えてる気がする。みぃ、導尿すんのはじめてだし」
「それじゃ、佐久間。ベッドに乗って後ろから未羽を抱っこしててやって」
「ok。みぃ、抱っこだって」
由宇は靴を脱ぎベッドに乗ると未羽を後ろから抱きしめ、抱きしめられた未羽は顔を真っ赤にしてうつむいた
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