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ねこちゃんとみぃちゃん
由宇とバトンタッチした理央は白鷺の横につき、未羽の顔の赤さを見て目を細め
「かわいい。照れてる。お顔が真っ赤だ」
「だな」
未羽と由宇の姿を理央と白鷺が微笑ましく見つめているとリカバリールームの扉が開き、物品とぬいぐるみを抱えた涼木が戻ってきて
「すみません、お待たせしました。言われた物品となんでだか瀬谷先生にありがとうって伝えるよう言われて、このねこのぬいぐるみを預かりました」
「あ、すーさんのだ」
理央がぬいぐるみを受け取り、未羽の前に差し出し
「はい、みぃちゃん」
差し出された未羽は目を点にし
「へ?」
「みぃちゃん、ねこちゃんが抱っこしてーって言ってるよ」
「って言われても…困るかも、、。ぼく、幼稚園児じゃないよ?」
「知ってるよー。みぃちゃん高校生だもんね?でも、ねこちゃんは抱っこしてほしいんだって」
「う…」
断れない雰囲気に観念して未羽はぬいぐるみを持ち、ぬいぐるみを持つ未羽の手に由宇は自分の手を添え
「白鷺先生、こっちは準備ok。西さんに涼木さんさみぃの足広げてもらっていい?」
「分かった。未羽くん足広げるよー」
「こっちも広げるなー」
「ええーっ!きゃーっ」
西と涼木に左右に足を開かされると未羽は恥ずかしさに叫んだ
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