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イチャイチャ

プルプル震えながらすがってくる未羽に気づいた由宇はニヤつきが抑えれずに笑い 「強がってたけどやっぱり怖いんじゃん?」 「だって〜うーっ。そんなとこに注射すると思わなかったんだもん」 いじけながら未羽が言葉を返すと、由宇は未羽の髪をくちゃっと乱すように力強く撫で 「はいはい、すねないの」 「すねてないよーだ」 2人のやりとりがツボに入り白鷺は肩を揺らして笑い 「クックク…いちゃいちゃだな?おまえら」 「え、別にいちゃついてるわけでは…なぁ、みぃ?」 「照れなくていい。採血は無事にできたから由宇、しっかり止血頼むな?それから2人ともに言えることだが水分、摂れよ。いいな?」 「分かった。みぃ、お茶飲めってさ。後で一緒に飲むか?」 「うん」 由宇は未羽の手首を掴み止血し、千歌の方のベッドに目を移し 「千歌、まだいじられてんじゃん。佐東先生ってばスパルタだな〜」 「ちか、かわいそう」 「んー…でも、気持ち良さそうな声が聞こえるけど?」 「ぼくもうおしり触られたくない」 「はいはい、おしりいじられんの本当にきらいだな?みぃ」 「痛いもん」 「痛くなきゃいいのか?」 「う…それは…」 未羽はごにょごにょと言葉を濁し、うつむいた

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