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宵が気になる白鷺先生
パートナーを優しい眼差しで見つめる実継とまだ駄々をこねている宵の姿を見て白鷺は口を開き
「で、俺は何をしたらいい?シッター要員ならそのナースがいるだろ?」
「子守って…宵は大人ですよ?一応。お願いしたいのは膀胱カテーテルの留置です」
「膀胱留置?ンなもん、日常茶飯事でやってんだろ?そんな難しい形してんのか?あの子」
「いえいえ。ちゃんと剥けているし可愛いらしくて綺麗な形ですよ」
「パートナーだからやりにくいとかか?プレイの一種だと思えばいいだろ?尿道プレイくらいすんだろ?さっきフィストだ結腸だって言ってたくらいだし」
白鷺は後輩のベッド事情を想像して苦笑いを浮かべ、苦笑いする白鷺に対して言いにくそうに実継は宵との過去の尿道プレイ失敗談を話し
「…と。言うわけで、できることなら俺はしたくないんですよね。宵が尿管結石をやった時はやむを得ずやりましたけど、、」
「そっか、なるほどな。でも、検査後の安静時間って2〜3時間だろ?直前にトイレ行かせりゃいいんじゃ…」
「んー…ぶっちゃけ、コーヒー好きだからなのか宵ってトイレが近いんですよね」
「あー、コーヒーは利尿作用あるもんな。ちなみに前立腺肥大でもあんのか?」
「病的なデカさではないですけどやや大きめですかね。分かりやすいというかなんというか…」
「ふーん…1回診察しとくか?」
白鷺は指を立て、直腸診の真似をした。
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