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いやな展開
検査が終わり、完全に油断していた宵の下着に雫は手をかけ
「宵さん、膝を曲げて腰をあげてください」
「え?」
「ほら、さんはい」
「あ、はい」
さんはいの掛け声に条件反射で反応して宵は腰をあげ、宵の腰が上にあがるとためらうことなく雫は宵の下着を脱がせ足から下着を抜き取り
「下着は預かりますね」
「何に使うの?雫」
「はい?何に…って」
「えっちなことには使わないでくださいね?恥ずかしいですから」
「ち、違いますーっ」
慌てる雫の肩を実継が触り
「それ、家で洗濯するから俺が持って帰る」
「はい、どうぞ」
実継は雫から受け取った下着をポケットにしまい、宵の頭側に移動し
「奈南、手は俺が掴んでいるから足をいいか?」
「はい。牟呂、右足の方お願いしていいかな?」
「分かりました。結構師長のキック力すごいんで気をつけてください。奈南先輩」
「了解」
手足を封じられた宵は不吉な予感がして残る白鷺の姿を探し
白鷺先生は…?
げ。
なんで…膀胱留置のセットを持っているんでしょうか?
この状況、間違いなく留置される流れじゃ…。
なんていういやな展開、、
「あ、あの…実継さん?もしかしなくてもアレは僕用ですか?」
「そうだ。正解」
「…。きらい……っ」
暴れはしないものの精一杯の恨みをこめて宵は実継の手を引っ掻き、実継から視線をそらした
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