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大雅とくまさん2世 2

涼木の不満げな表情を見た瀬谷は理由が分からず首を傾げ 「ん?どうした?大雅。なんだか何か言いたそうだね?」 「べ…っ別に何も…っ」 スキンなんてそんな窮屈なもんつけなくたって他に方法がある気がする。 タオルとか、防水シートとかさ。 「大雅…きみ、まさかとは思うがコレのつけ方を知らない…。なんてことは」 「知ってますよ!けど…っ」 「気持ちよさが減るからお気に召さないかい?だとしたらそれはよくない。エチケットというものがある。相手への労りも大切だよ」 「う…。それは、ごもっともです…。スキンをつけたくない理由はそうじゃないって言ったら嘘になるんだけど…でも、そうじゃなくて、、なんて言うか、その…つけると皮が引っ張られるような感じがして痛いんでイヤなんですよ。てか、先生は毎回つけているんですか?」 「それは、、時と場合によるね。つけない時も何度もあるが…。それよりゴムを装着することで陰茎が痛むと言ったか?」 「ですね、はい」 「んー、大雅の陰茎は…特別なサイズではないからゴムが小さいってことはないだろうし…。おそらくつけ方が間違っているんだろうね。 大雅…きみ、ちゃんと皮を根本までさげてゴムの中に入れているかい?」 「へ…?」 皮…。意識したことないわ 分かんね 表裏だけ考えりゃいいと思ってた 涼木が呆けた顔をしたそのタイミングで前半昼休み開始のチャイムが鳴り、瀬谷は時計に目を向け 「おっと。ここでタイムオーバーだね残念。続きはまた明日。ゴムのつけ方から始めるとしよう。くまさん2世はここで待機ということで今日はおひらきだよ、大雅」 爽やかに締めくくりの言葉を瀬谷は述べ、持っていた銀の包みを引き出しに戻し 「今夜、ゴム装着の練習をするんだよ。いいね?大雅。もちろん、エネマグラもね」 ニッコリと微笑むと瀬谷は涼木の肩をポンと軽く叩き、処置3から退室した。

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