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佐久間×みぃ? 4

「こーら、みぃ。顔を隠すな」 顔を隠す未羽の手首を佐久間が触ると、未羽は体に力を入れ左右に首を振り 「やだやだ!見られたらはずかしいよっ」 「そんなん分かってるっつーの。てか、俺も恥ずいの!でも、これは治療であってお仕置き。顔が見えないと観察できないじゃん、観察できなくてなんかあったら俺が困んの。 後、ちゃんとお前の観察しないと紫藤先輩に俺がおしかり受けんの。そうしたらさ、かわいそうくない?俺」 「知らないぃー。ぼくには関係ないと思う、それ」 「みぃ、俺をたすけて?」 ちょいずるいやり方かな? おどしみたいで気がひける 俺の入院したばっかりの頃、膀胱鏡やるのに周防さんに査定に響く〜なんてむちゃくちゃなこと言われたっけ? しぶしぶ了解した覚えが… みぃは俺以上に他人を心配するタイプだし、心が動くはず 駆け引きってむずい。 まだまだ勉強不足だな、俺 佐久間の苦そうな顔が指の端から見えて未羽は悩み (先生…こまってる、、) ぼくが先生の言うこと聞けないと先生が、紫藤先生に怒られちゃう すっごく怖そう…っ 想像したらふるえてきた そんなの佐久間先生かわいそう 佐久間先生が泣くなんてイメージできないけど、泣いちゃう? ぼくなら、泣いちゃうっ 佐久間に感情移入した未羽はそーっと両手を顔から離して、佐久間を見上げ 「せんせ…あのね、ねこちゃん」 導尿が終わった後にベッドに落としたねこのぬいぐるみを未羽はチラッと見 「あのこ、まただっこしててもいーい?」 「えらいっ」 頑張るそぶりを見せた未羽に佐久間は喜び満面の笑みを浮かべて未羽の頭をくしゃくしゃと撫でた

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