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大雅 由宇 〝由宇 27歳編〝

ツバを飲み込むと飲み込みきれずに由宇は再びむせて咳こみ 「けほっ、こほ…っ」 「由宇っ!先生っ、このまま俺が吸引します!押さえててもらっても?」 むせのひどい由宇を見ていられなくなり涼木は臣と3人でいる時のように由宇を呼び捨てにし、涼木の由宇を楽にしてあげたいという気持ちを受け取り瀬谷は頷き 「分かった。頼むよ。さぁ、由宇。ゴロンだ」 瀬谷は由宇の背を支え、由宇を横たわらせ 「た…大雅さん、、大雅さんがやるの?優しくしてよ?頼むからさ」 「分かってるよ。瀬谷先生を見つめてて?それか臣のこと考えて。吸うよ」 「なんで臣…大雅さんのえっちっんんーっいーったっ」 涼木は由宇の鼻にチューブを挿入し、挿入された由宇は痛みに身をよじった 「ごめん、、由宇」 「んぐっ…っっ」 (痛っい…苦しっ。大雅さんに吸われたら…なんか、その…プレイみたいじゃん) 「由宇、由宇?しっかり!ごほんってできるか?」 「ん。ごほっ」 ズズー 「上手。もっかい」 「ごほっ」 ズズー 「えらいえらい。よく頑張ったな?苦しませてごめんな?」 「いたい……」 「うんうん。臣に今日の由宇は頑張ってたって伝えとくよ」 「今日だけじゃないしっ!大雅さんにいじめられたって臣に言うかんね」 「はいはい。憎まれ口聞けてちょい安心」 にっと歯を見せて涼木は笑った

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