1187 / 1196

 性癖 〝由宇 27歳編〝

由宇と涼木の仲の良い雰囲気を感じ、麻弥は不思議そうに2人を交互に見 「2人って同期?それか同い年?」 尋ねられた涼木は首を横に振り 「違いますよ。俺のが2つ上です。先生とルームシェアしてる子が俺の幼馴染でその縁で段々と仲良くなった感じで」 「あー、臣くんね?ルームシェアってか同棲でしょ?」 「なっ!へ…。ね、ちょ…っ、佐東先生なんで知ってんの?」 「なんでだと思う?ちなみに由宇くんときみは裸のお付き合いしてたりするのかな?」 「は…って…っう…そ、それはぁ…」 2人の会話を聞いていた由宇はムスーっと膨れ面をし、麻弥と瀬谷をそれぞれ指差し 「その人たち含め祖父江先生も自分らの患者さん愛でてるつもりなのかもしんないけど情報筒抜けだから。先輩後輩なんだってさ。ちなみに臣はしてるけど、俺は大雅さんとは最後まではしてないかんね。3人でいる時にフェラするのはいいけどそれ以上は臣がダメって言う」 由宇の言葉に瀬谷は苦笑いを浮かべ 「あくまで自宅でしか君たちの話はしてないよ。それぞれ患者さん自慢みたいなものだからおおめにみてくれるかい?それはそうと、、3人で君たちはプレイを?涼木、他人のことをとやかく言いたくはないが奈南に医大生、それにくわえて臣に由宇?いったい後何人いるんだ」 「やっ…あ、あの…っ!それだけです」 「だけだって?4人の間違いだろう」 「う…。だ、だって…」 言いよどむ涼木に麻弥はきょとんとした顔をし 「いろいろな人としたいのは仕方ないよ、朱雀くん。ぼくもだけどそれって性癖だもの。でも同時交際はたしかによくないから、そういうお店使ったら?教えるよ」 「それってM's?何度か利用してます、俺」 「え?そうなの?じゃあ問題解決ね」 「解決って先輩!そういう問題では、、」 「朱雀くんは理央ちゃん一筋だもんね?理解できなくて当然かも」 「あーちょ、理央のことは…っ」 瀬谷は由宇をチラッと見、慌てた。

ともだちにシェアしよう!