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前立腺マッサージ〝由宇 27歳編〝

猫のようにすりつき顔をうずめる由宇の頭を白鷺は撫で 「由宇、注射の手技は退院したらまたゆっくり教えるけどまずは、前立腺チェックからの前立腺マッサージを覚えるか?」 「え…」 (なんでそれ??) 「ちょい体離すぞ。ローション借りるな?」 「う…うん」 由宇から離れると白鷺はローションを棚から取り、指にローションを取り 「千歌のヘルプ呼ばれて、朝途中だったろ?」 「途中って…。え…ね、まさかと思うけどその指を俺に挿れようとしてる?」 「ああ。気持ちよくしてほしいようだからそのようにしてやる。体勢は朝みたいに仰向け?四つん這い?好きなようにしていい」 「や。やだよ、しなくていい」 「なんだ?怖いのか?」 「う…だって、だってさ」 「んー…なぁ、由宇?お前ってネコだよな?パートナーとはどこまでヤれているんだ?」 「どこまでって…っ。俺、タチネコどっちもだし…」 (最後までシテるよ。恥ずっ、顔あちぃー) ほてる顔を手であおぎ、真っ赤になった顔を白鷺に見せ 「んー?赤くなってやんの。恥ずかしいか?」 「恥ずいよ!」 「はは。リバだって言うわりにはウブだなぁ、由宇。で、えっちはできてんのか?」 「…っん」 照れて白鷺から視線をそらしてから由宇は頷き、頷く由宇を見て白鷺は笑み 「よし」 ガシっと由宇の頭を左手で鷲掴むようにして、大胆に由宇の頭を撫で 「痛いの先の気持ちいいを知ってんなら、前立腺マッサージをすんのもされんのも得意になれる。お前の体にレクチャーしてやるから、また後で麻弥が戻ってきたら麻弥で実践してみ?」 「なっ!なーーっ」 白鷺からの提案に由宇は叫び、数時間後を想像してうろたえた。

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