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麻弥さんとレモン 〝由宇 27歳編〝

しばらくして由宇の焦点が合いはじめると、麻弥は由宇の顔をのぞきこみ 「あ。戻ってきたねー、由宇くん」 「…へ、あ…佐東せん…せ?」 「そだよー。気持ちよかったぁ?」 「…っっ」 麻弥の問いかけに恥ずかしさを感じた由宇は顔を真っ赤にしながらもコクコクと2度頷き、 由宇のその反応を見た白鷺は由宇に愛しさを感じ、由宇の頭をワシャワシャと掻きまわして撫で 「そうかそうか。それは良かったなぁ、由宇。んじゃあ、記憶と体感がフレッシュなうちにアウトプットしておくぞ」 「え。本当にするの!?」 「あ?説明したろ?経験に勝るものなし。ってわけで麻弥〜。おまえのポケットに入ってるアレ出しな」 「!!」 麻弥は白鷺の言葉に目を見開きポケットを押さえ 「そんなかにいいもん入ってんのは知ってっからな?麻弥。無いフリすんなよ?家に帰ってからが怖くないならとぼけてもいいが、、」 「わー!出すっ出すよ!ほらっ」 麻弥はお仕置きが怖くて慌ててポケットからレモン型のローターを引っ張り出しベッドに放り、 放られたモノが目に入った由宇はチョンと指先でレモンの部分を爪弾き 「わ。いちごの次はレモン……」 (えっちだ…。こんなの持ち歩くなんて) って、、いつ使うんだ? 謎 不可思議なものを見るかの表情で由宇がレモンと麻弥を交互に見ると白鷺は吹き出して笑い 「ぷっはは!興味津々だな?由宇。それは休憩中とか帰宅中の麻弥のおともだ。単なるお守りで忍ばせてる日もあるが、ほとんどは自分を慰めるようだ。だよな?麻弥」 「うん。…で、ぼくはどうしたらいいわけ?時雨さん」 「よし、さすが麻弥は話が早いな。脱げ」 「りょーかい」 麻弥は嫌がりもせずに床に立ち上がりズボンと下着を脱いで、ベッドに登ると四つん這いになって振り返り白鷺と由宇を見上げた

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