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荒療治
「つまり…来栖は、更科先生の兄に拐われて3ヶ月に渡り洗脳されていたと…」
「で。セックス三昧?わぉ。うらやま…じゃなくそれは…フラッシュバックもするかも」
指宿は更科が入院していたことは伏せて経緯を話した。
「湊…悪いと思ってるのか?」
「思ってるよ?でも、かわいかったんだもん」
「だからって後輩に悪戯するなよ」
「だけど…仕込んだ更科先生だって悪いじゃん?」
「湊っ」
「緊張してる風だったし、落ち着かせてあげたかったの!」
「しかしまずいなぁ…今更部署変えするわけにいかないし。湊くんにはコウくんのトラウマ克服に協力してもらうよ?」
「へ?それって…」
「セックスしてね?今度僕か誠のどっちかの前で」
「なぁーっ!何プレイ?観られながらするとかありなわけ?僕は2人きりでするタイプなんだけど」
「2人きりにしたらまたフラッシュバックするよ?コウくんは」
「いや、だからって…そんな」
「荒療治で正攻法じゃないけど…記憶を上乗せでうまく保護するのを手伝ってよ?」
「そんなん…指宿先生がやればいいじゃん?てゆーか、更科先生いるしにぃにでも」
「コウくんは望んでいない。僕らじゃ癒やすことはできても上乗せはできないよ?」
「指宿先生の相手教えてくれたら協力する」
「誠と蓮じゃないのは確かだよ?もちろん幸くんも違う」
指宿は自分のことを隠したがる。
「オレも気になる。どんな女の子?」
幸が口を挟む
「え?ん〜隠してても仕方ないし少しだけ話したげる」
「どうせなら見てみたいな。そう思わない?こーたん」
「うん」
「じゃあ2人で克服してくれたら、会わせてあげるよ。ちなみにコウくんと同じ年齢の男の子だったりするけど…ちょっと訳ありというか…元患者でね」
「いつから?居候してたのに全然オレ気づかなかった」
「やっぱり!指宿先生タチだったっ」
「一緒に暮らし始めたのはここ最近だよ。付き合って数年経つんだけど、何故だか同棲を嫌がってね。まあ、それは置いといて」
ルル♪
「あ、ごめん電話だ。え?すぅが?分かった。いま行く」
慌てて指宿は消えていった
「指宿先生…恋人いたんだ。居候してたのに10年気づかなかったし…」
「そりゃいるでしょ?まだ46.7?だから現役でしょ?」
「気になるな…すぅまた自傷だろうか?」
「え!にぃに、知ってる子?」
「あ〜、8年前くらいだっけな?全身掻きむしって手がつけられなくて入院してたからな」
「僕知らない〜。」
「おまえが入職する前に退院したんだよ。とにかく!みぃは仕事っ。来栖はどうする?早退するか?」
「しょ、初日から早退とか冗談じゃないっ」
幸は気を取り直し初日の仕事をやり切った
・
・
「蓮先生のバカーっ」
「おいおい。ずーっと無言でシカトしてなんだよ。ローター入ってるよな?勃っているし。なんで怒る?気持ちくなかった?」
「そうじゃないっ。先輩にバレたの!!」
「へぇ。みぃに犯されでもしたか?」
「なっ」
「仮眠室入ってずいぶん長かったようだが?」
「知って!?」
「慌ててでてきた巧に聞いたがみぃに悪戯されたって?」
「そうだけど?先生のせいっ」
「だからその後はスイッチ入れなかっただろ?。悪いとは思ってる。出してやるから下を抜いでこっちにおいで?」
「やだっ」
「自分でとるか?」
「う〜…」
「ほら?左向いて寝ろよ」
幸はしぶしぶズボンを脱ぎ転がった。
その間に蓮はローションを手に取り、幸のナカへ指を挿れた
「ん…やぁ」
「腹触るぞ?幸も少し力入れて下ろしていくぞ」
「んんっ…も、やだぁ」
「後少しだ…ほら。とれた」
グロテスクにぬめりをみせるローターを見させられ幸はプイっと横を向き
「知らないっ二度としないでっ」
「ん〜じゃあこれはお仕置き用ってことで。悪いことしてくれる日が楽しみだ」
「バカーっもう、今夜はえっちしないっ!寝る」
完全にすねた幸はそのまま寝てしまい、蓮は布団をかけた
「勃起したまんま、寝るとは…おもしろいやつだ」
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