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湊…緊縛
翌日…
ベッドの上で裸に剥かれた湊は赤い縄を数本持った誠と対峙していた。
「絶対いやっ。裸になるだけならまだしも縛るなんて!」
「ごちゃごちゃ言うな」
「今からみんな来るのにおかしいって!!」
「足をM字にするんだ、湊」
「やだぁ」
「後ろ手縛りも追加するか?簡単にMにだけと思っていたが…」
「許して」
誠は湊の手を引っ張り肘を曲げさせ、二重にした縄を肌にそわせて両手首に巻きつけていった
指先や脈をとりきつさを調整しながら脇に縄を通して胸元にV字を作るようにして背中に戻して縄を止めた
するすると進められていく縛りに湊は言葉が出ない。
出ないどころかやられている行為に期待し、下半身を勃たせはじめた
「できあがり。よし。手が使えなくなったところで足をやるぞ」
「手だけでよくない?十分と思う。まぁくんの凄さみんな分かると思う」
「湊…無理矢理がいいか?」
「う…分かった」
湊はおずおずと足をM字にし、誠の動きを待った
「いい子だ。まずは右足からいくぞ」
足首に縄を巻きつけ膝をまとめてくくり膝下に縄を通し、太腿の付近にも縄をまわした。余った縄をベッドの足へとくくりつけ、同様に左足も固定し誠は頷く
「いいな…綺麗だ。やはり映える」
縛りあげたところでインターホンが鳴る
ピンポン
「来たようだな。湊いい子にしてろ」
「えっちょ…放置」
湊はぼっちにされ不安に扉を見つめた。
遠くからみんなの声が聞こえる
・
・
「いらっしゃい」
「あれ?誠、湊くんは?」
「そういえば見えないな。いつもなら一目散にくるのに」
「2人は大澤家に来るのはじめてじゃないんだ?」
「たまに…うちで4人で家飲みするんですよね?長い付き合いなんで。湊は寝室です。会います?」
「調子悪いの?」
「来栖は優しいな。いたって元気だよ。指宿先生は1人です?」
「うん。もう一押しではあったんだけど…連れてはこれなかった」
誠の案内で寝室に来て、目にうつる光景に一同は唖然とする
指宿は口許を覆い思わず目をそらす
「えと…すまない。すぅは連れてこなくて正解だったかもしれない」
更科は驚きながらも中へと入りつぶやく
「仲がいいとは思っていたが…肉体関係があるのか?」
幸はびっくりしてポカンとした表情を浮かべる
「すごい…」
「綺麗だろ?緊縛ってやつだ。M字に固定してある。来栖の緊張が溶けるかと思ってショーでもしようと準備しておいた」
「まぁくんっやっぱり恥ずかしいよっ」
「ちんちんおっ勃ててよく言う。誰に触ってもらいたい?俺は見てるから3人から選べ」
「ごめん…ちょっと僕は貧血がおきそうだ。刺激が強すぎるから座ってるよ」
「指宿先生は離脱?じゃあ更科先生か来栖どっちがいい?」
「誰もやだっっ。こんな羞恥プレイ聞いてないって!緊縛だけでもツラいのに」
「来栖に昨日悪戯したのは誰だ?」
「僕」
「じゃあとりあえず来栖でいいな。来栖やり返してやれ」
「えっでもっどうしたらいいの?蓮」
「お前がされて気持ちいいとこを触ってみればいい」
「湊は乳首が好きなんだ。触ったりつねったり引っ張ったりしてみて?潰すのも悦ぶ。舐めてもいいぞ」
「こーたん、ごめんっ。謝るから触らないで。今触られたら僕っ」
幸はおそるおそる乳首に触る
「っやぁん…」
びっくりして幸は手を引っ込めた
「幸…たぶんそれ、もっと欲しがってるぞ?」
「蓮…でも嫌って」
「お前も嫌々いいながらよがるだろーが。一緒だよ」
「うん」
「…っあ」
指宿は誠に話しかける
「長年キミたちと一緒にいるけど…ただのブラコンじゃなかったと?」
「そうなりますね」
「しかし、よく披露する気になったよね」
「来栖の治療のきっかけになれば…と思っただけで。逆効果だったらすみません」
「先生は鑑賞だけでよかったです?」
「いいよ。それこそすぅに知れたら気絶させてしまいそうだからそっちのが怖いよ」
「分かりました。酒、出しますよ?何系がいいです?更科先生と指宿先生はジンでよかったですよね?来栖は酒、いける口ですか?」
「ん?おもしろいことになるんで飲ませようか?ジュースぽいのあるか?」
「じゃあチューハイでいいですね。湊が苦い酒は好まないからいろいろある。さくらんぼ味にしとくか?」
「ありがとう」
誠は酒を調達しにキッチンへと消えていった
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