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第10話
「オレの為にこんなことさせてくれてるの?嬉しい」
尻の穴の上でズボン越しに擦り付けられていた。
膝に乗せられ、抱えられるようにして。
ゴリゴリ
ゴリゴリ
擦り付けられるそれになんかそこに触られてないのに前がズキズキ疼いていた。
触りたい。
けど、触ったりしたくない。
なんかセックスみたいになってしまう。
でも、触りたい出したい。
でも、嫌。
身を捩ってしまったら、微かに笑われた。
「ありがとう、キョウちゃん。オレが我慢してるって話をユキ先生からきいたんでしょ?」
ゆっくりゆっくり、擦り付けられる。
なんか焦れるような熱に震えてしまった。
「キョウちゃん優しいから・・・ねぇ、キョウちゃん、これはオレをキョウが助けてくれてるだけだから。セックスとかそういうのじゃないから、ね?」
そう言いながら腹を優しく撫でる手の優しさに、ひくんと震えてしまって驚く。
何、この感じ。
「キョウちゃん・・・感じてるのもわかんないの?そっか、感じたことないもんね。・・・可愛い・・・でも、安心して、これはセックスじゃないんだ。オレをキョウちゃんが助けてくれてるだけ」
シンの大きな指がヘソをなぞってからヘソの中を緩く入る。
そこで指を動かされて、何か電流のようなものか走る。
ふうっ
なんか変な声が出た。
なんか腰も揺れてて。
「キョウちゃんありがとう。オレの為に。だから、これはお礼だから」
シンの声か甘くて痺れてて。
シンはまだ13歳なのに。
なんか分かんなくなってて。
ヘソの中で指を揺らされ、尻の穴の上でゴリゴリ擦られ、身悶えしている間にもう1つの手が、オレのズボンのチャックを下ろしていた。
ダメだ、という間もなく握りこまれて。
もう我慢して濡れてたそれの先の穴を親指でグリグリされて。
シン
シン
やめてくれとは言えなくて名前を叫んでた。
シンの小さな笑い声。
そして、
後ろの穴を擦るのに合わせて、オレのペニスは扱かれていた。
大きな手がこんなにいやらしく動くのに耐えられなかった。
ああっ
ひいっ
声が出ていた。
「ありがとう。オレのために。オレを助けてくれて」
シンは甘く言って、これは人助けだと、オレが思えるようにしてくれる。
いつの間にかズボンを全部下ろされて、むき出しの尻の間にシンの生身のペニスを挟まれていて。
濡れたシンのソレが穴の上をゴリゴリと擦っていく。
突き上げるように動かれ、それが睾丸をぐちゃぐちゃと擦るのも、会陰を擦り上げるのも、穴の上で動くのも、それに合わせて手で擦り上げられるのもたまらなくて。
ああっ
ひいっ
ああっ
女の子みたいに鳴いていた。
「キョウちゃん・・・可愛い。ありがとう。オレの為にありがとう」
優しく囁かれ、これは人助けだと思い込む。
思いこまないと。
シン
シン
シン
怖くて、分かんなくて、泣き叫んで、でもそうしている奴に助けをオレはもとめて
今までしたことのない、長い長い射精の後オレは震えていた。
気持ち良すぎて怖くて泣いてた。
「ごめんね、キョウちゃん、オレがまだだからもう少しだけ」
でも、 シンの低い声が響いた。
出したばかりのまだひくついているそこに今度はシンの硬い熱いペニスが後ろから重ねられ、大きな手で擦られる。
いったばっかりだから
ダメ
やぁ
泣いても止めてくれない。
「ごめんね、可愛い・・・好き、キョウちゃん・・・」
甘いのに声は、でも責め立てる指が追い詰めてくる。
熱い硬い大きいので、出したばかりの性器がぐちゃぐちゃ音を立てて擦られ、オレは泣き叫ぶ。
シンが達した時、オレも射精ではない何かを噴き出していた。
「・・・・・エロい。キョウちゃん可愛い過ぎ・・」
シンに耳たぶを噛まれながら囁かれていた。
ふるえながら泣いてるオレをシンはしっかり抱きしめた。
「ありがとう・・・キョウちゃん・・・ありがとう」
シンがそう言ってくれたから、シンの苦しみをちょっと楽にするための手伝いをしたんだ、と思いこんだ。
シンのはすぐにまた硬くなったけど、シンはもうオレにそれを擦り付けたりせず、でもオレを抱きしめたまま、自分の手で2回した。
オレをみつめたまま。
オレは怖くて目を閉じて。
何も考えないようにした。
シンのソコを弄る音と、熱い体温と、目を閉じていても感じる視線は、忘れられないくらいに確かにそこにあった。
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