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第16話
シンの寮の部屋はベッドと机、そして小さなクローゼットしかなかった。
でも、ベッドは大きかった。
アルファの身体に合わせて。
シンはオレとオメガを部屋に連れてくるなり、オレから手を離し、オメガをベッドの上に抱えあげて、強引に転がした。
「シン、何を!?」
オレは真っ青になる。
何する気だシン?
「オレと番になりたいんだよね?」
シンはオレを無視してオメガに言う。
オメガの細い身体に覆い被さりながら。
オメガの子はシンにベッドの上でのしかかられながら、震えてて。
オレより小さいから、シンとの体格差はオレとシンよりあって。
何よりオレと違って華奢で、ほっそりしてるし。
シンの身体のデカさが際立った。
綺麗なオメガを組み敷くようにしているシンは、肉食獣のように美しかった。
それに対してオメガは植物的な美しさで、対称的で。
シンとオメガは絵のように美しかった。
オメガは震えていたけど、シンの言葉に頷いた。
真っ赤になりながら、何度も何度も。
そんなにシンの番になりたいんだ。
なんか、胸がチクンとした。
「そう。じゃあ、まずは試さないとね。一生大事にするんだから、身体の相性は知らないとね」
シンは無表情で言うと、オメガの着ていた制服の上着をはぎ取り、ズボンを脱がせ、その制服を床に投げ落とし、シャツのボタンも全て外していく。
全てがあっという間だった。
オメガは抵抗する暇もなかったと思う。
シャツも剥ぎ取られ、さらに下着もスルリと脱がされた。
シャツも下着も床に投げ捨てられる。
オメガは真っ白な身体をさらけ出していた。
乳首やペニスの淡い綺麗な色が白い肌に映えて、ヤラしい。
オメガの裸は初めて見た。
オメガが男でも女でもない、オメガだという意味が本当に分かった。
これは。
そう、
男の裸じゃない
ペニスがあっても違う。
全くちがう。
だって・・・こんなエロいの、知らない。
柔らかい肉と肌、そして、薄い筋肉。
甘そうに発達した乳首。
無毛のペニスのようだけど、ぺニスではないオメガの擬似ペニスは動画で見たことのある女の子のソコよりいやらしく見えた。
むしろ若干女の子の方はちょっとグロいと思ったのは内緒だ。
そして、見えないけど、オメガ独自の排泄孔を兼ねた性器が肛門の代わりにあるはずだ。
「女みたいに濡れるんだって」
とクラスの男子達が興味本位で話してた、それがそこにあるんだろう。
オレはどうしてもオメガから目が離せない、というか、目の前で行われていることの意味が分からなかった。
「キョウちゃんこういうオメガ好きなんだ」
シンが意地の悪そうな声でオレを見る。
裸に剥かれたオメガも呆然としている。
「この乳首とか触りたいの?」
シンは不機嫌そうに言うとオメガを抱えあげ、オレに見せつけるように背中から抱きしめるように膝にのせ、オメガの胸を揉みしだき始めた。
オメガの反応は凄かった。
ああっ
ひぃっ
柔らかそうな、でも薄い胸を揉まれて、肉に指を食い込まされると、喘ぎながらオメガは身体を震わせた。
そんなに気持ち良いんだ、そう恐くなりながら思った。
「オメガはね、アルファが相手だと、感じることを止められないんだよ。そういう風に出来てる」
シンの言い方は意地悪だった。
そして、それは事実だった。
オメガはとろんとした顔で、シンの愛撫を待っていた。
「ほら、もう乳首がこんなに尖ってるでしょ」
シンの指の間でピンクの乳首が誘うように尖っていた。
シンの太い指が、オメガのピンクの乳首を摘み、ゆっくりまわした。
ああっ
はんっ
高い声で、オメガ声をあげるから、オレは真っ赤になってしまう。
そして、そのオメガのヤラしい乳首から目を離さなくなってもしまう。
ピンクで尖ってて、触りたくなるような、男のとは違って発達してる・・・。
薄い平らな、でも柔らかな胸に指を立てて揉んで、その尖った乳首を摘みたい、と思ってしまった。
でも、でも、これ、この子は合意なのか?
めちゃくちゃ気持ち良さそうではあるけど。
「乳首弄られるの好き?」
シンはコリコリと乳首を扱くように指で擦りあわせながらオメガに聞いた。
オレをじっと見ながら
シンのその目に射抜かれたようにオレはうごけない。
「好きぃ・・・ああっ・・いいっ・・・」
オメガが身悶えしながら言う。
開いた脚の間の擬似ペニスがもうそそり立っていて、感じているのが分かってしまう。
男のぺニスなんかだったら見たくないのに、なんか、綺麗なヒクヒクしてる桃色のソレは、やはり男ソのレではない、オメガのだってわかる。
とにかくヤラしいんだよ。
見ちゃう。
「キョウちゃん、そんなにオメガが良いの?」
怒ったようにシンが言う。
そして乳首を指先ではじくように動かした。
そこから生まれる甘さに耐えられないように、喉をそらしてオメガが鳴いた。
ああああああっっ
あんなにヤラしく身体って揺れるんだとおどろいた。
腰から揺れる、腹の奥から感じてるみたいに。
擬似ぺニスの先から濡れる雫もいやらしすぎる。
「シン・・・シン・・・どういうつもりだ」
オレはやっと言えた。
めちゃくちゃ焦ってた。
この状況が分からない。
「番になる前にまず身体の相性を試してんの。キョウちゃんがコイツ選んだんだから、キョウちゃんもちゃんと一緒に確認してよ、最後まで」
シンは不貞腐れたように言うと、また胸の肉を手の腹でもみあげながら、指先でねっとりと乳首を弄り始めた。
オレに見せつけるように。
そして尖ったヤラしい乳首が硬く凝っているのをたのしむように。
「キョウちゃん、こういう乳首が好きなんだ」
そう言いながら。
「違う、こと、はない、けど。なんで!!」
オレは悲鳴をあげた。
なんでなんで?
シン、これはどういうこと?
「オレにオメガを番わせたいなら、そこで見てて。キョウちゃんが見てるんだったら、このオメガにしてもいいよ」
シンは冷たい声でいうと、ゆっくりオメガの乳首を指で楽しみだした。
凝るそこをが触ってて楽しいのだと分かる。
尖るその中にある芯に触れたい、歯を立てたい、オレもそう思ってしまうから。
「まあ、触ってて楽しめることは楽しめるな」
シンは低く笑った。
ああっ
いいっ
だめぇ
指で潰され扱かれ、回される度に身体を反らし、痙攣し、オメガは泣いて感じていた。
ヨダレが出てた。
そして、腰が揺れ続けてて、めちゃくちゃ気持ち良いのだろう
ということだけはわかる。
オレは途方にくれながら、そうやってシンがオメガを乳首だけでイカせるのを見ていた。
そう、シンに執拗に乳首を扱かれて、オメガは擬似ぺニスから射精しながらイったのだ。
ダメ
だめぇ
いくぅ
いくぅッッッ
オメガの声の掠れ方がやばくて。
いやらしく尻を振り、射精するオメガの姿は、女の子のエロ動画よりいやらしかった。
「キョウちゃんの望み通りにしてあげる」
シンの声はどこまでも冷たかった。
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