「イったね。気持ち良かった？」 シンはオメガにつめたく言う。 でも、まだ胸しか触らない。 柔らかく肉を揉みこみ、また指で乳首を擦り合わせていく。 もう、いや そこばかり いやぁ オメガがすすり泣く。 でも腰を揺らして感じている。 胸だけで。 「シン・・・シン・・」 オレは途方にくれるばかりだ。 「キョウちゃん、こういう乳首好きなんでしょ、舐めたい？」 シンはオレを見つめたまま言う。 「何を・・・」 そうは言うけど、シンの掌で揉まれ、指先の間で弄られる乳首から目を離せないのも事実で。 実際オレは勃起してた。 こんな異様な状況で。 「ふうん、舐めたいんだ、こういう風に？」 シンは膝にのせていたオメガをベッドに下ろし、舌で見せつけるようにオメガの尖った乳首を舐め始めた。 シンの分厚い舌がオメガのもうぷっくりと腫れ、尖った乳首に絡みつく。 舌先で捏ねるように舐めていく。 ピチャ ピチャ 濡れた音が響く。 あっ あっ オメガが舌に合わせて泣く。 シンの舌で丁寧に乳首の先を転がされると、オメガは爪先で腰を浮かせて背中まで反らす。 腰がゆれていた。 またオメガの桃色のぺニスに芯が通り、勃起していた。 シンはオメガの乳首を舐め、吸い、でもオレの目だけを見つめたままだ。 無表情なのに、目が怖いくらい強い。 瞳でオレを動けなくしたまま、オメガのそこを丹念に舐めて、オメガを鳴かせていく。 「キョウちゃんは舐めるだけじゃなく、こうやってここを齧りたい？」 オレを見ながら、その尖った乳首にシンは歯を立てた。 ひいっ ひいっ オメガはたまらず、高い声で鳴いた。 コリコリとシンはそこを齧り、鳴かせ、優しく舐めあげ、痛みと癒しを繰り返し始める。 やぁ やぁっ もう、もう いやぁ 許してぇ そこだけいやぁ オメガは泣いてる。 胸だけで感じるのがもう辛いのだ。 浮かした腰、その股間から突き立てたままずっと触れても貰えない擬似ぺニスを自分でなぐさめ始めた。 同時に、後ろの穴にも自分で指を挿れて、胸しか触ってて貰えないことを耐えようとしていた。 でも、シンが歯を立てて吸う乳首に一番感じているのは誰が見ても明らかで、でも、オメガは泣いてそれ以上を欲しがっていた。 胸だけじゃなくて、ゆれてしまう尻のその奥を。 ちょうだい ちょうだい・・・ 泣いている。 クチャクチャと自分の指で中を責め、ぺニスを扱きながら。 「ここだけでイケるでしょ。それになんで中に欲しいの？中の良さ、誰に教えてもらったの？ハジメテじゃないんだね。いくらオメガでも処女ならそんなことしないよね」 シンは意地悪い。 また乳首に歯を立てて快楽の芯をあばきだし、吸ってそれを教えこむ。 ひいっ ひいっ またオメガが射精する。 そして中を弄っていた指ごと痙攣する。 「ほら、中でもイケたね。アルファだったら誰でも同じでしょ？他のアルファとでも試してたんでしょ。オレ以外のを嵌めて楽しんでたんでしょ、ずっと」 シンは笑う。 オメガはその言葉に泣いた。 その酷さは分かった。 だって、このオメガはシンが好きなのだ。 他のアルファとした事があったとしても、だ オメガには一生の問題だ。 アルファ以上に。 番を選ぶため、他のアルファとセックスしたとしても、悪いことじゃないだろ。 オメガは泣いてる シンに責められて でもオレももうわかんなくて。 オレのぺニスは興奮してズキズキ痛むし、スケベなオレの目はオメガから目を離せない。 なのに、なのに、オレの胸が痛いんだ。 わかんないけど痛いんだ。 シンは泣いてるオメガに指だけは優しく動いて、涙を拭き取る。 そしてオレに言う。 「キョウちゃん、本当にいいの？オレ、この子の孔に挿れちゃうよ？」 キョウは言った。 オメガではなく、オレに。 そんなことそんなことそんなこと。 あれ？ 胸が痛い。 でもでも シンにはオメガが必要だ 必要だ 必要だ オメガじゃなきゃ シンのため シンの シンだけは シンが。 「いいよ」 オレは言った 言えた