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第64話
オレはミサキの乳首を齧るようにその歯触りを楽しみながら、ミサキの脚の間に指を滑り込ませた。
ガチガチになってるそこをまずやわやわと触ってやるとミサキが腰を揺らして悦んだ。
オメガのここをアルファはあまり可愛がらないのだと先生から聞いてる。
まあ、オメガのペニスはオマケだからな。
オレはキョウちゃんをきっちり女の子にする必要があったけど、ここもたくさん可愛がった。
だってキョウちゃんの身体は全部可愛い。
まあ、オレもキョウちゃん以外のココはユキ先生に優しくする時以外は弄ったことがない。
でも先生のおかげで、オメガのここはオメガがおかしくなる場所なのは知っている。
され慣れてないから。
「あんまりここ、可愛いがって貰っていだろ。後ろに突っ込まれるばかりで」
オレは舐めるのをやめて囁いてやる。
ペニスの先端ばかりを掌で刺激してやりながら。
身体を丸めるようにして、耐え、腰を揺らすミサキ。
そこには不思議な雄味がある。
オメガが女も男も抱けるモノである証明だが、それをするオメガは少ない。
オメガは抱かれる生きものだと決めつけられているから。
「オナニーも後しろばかりだろ?最初から女扱いされてなぁ。ここで入るのも最高に気持ち良いんだぜ」
オレは囁いた。
オレはオメガを処理に使ってるが、それは先生だけだし、他のオメガはみんな好きにしたら良いと思ってる。
ユキ先生さえ使えれば、どうだっていい。
「オメガが突っ込まれるだけの存在ってのは嘘だからな」
オレは教えてやった。
それはミサキがキョウちゃんに言ったことでもあった。
そう、オレがキョウちゃんがオレ以外としたくならないように徹底的に「オンナノコ」に身体を躾けたように、オメガの存在そのものがそうされている。
その方がアルファに都合が良いので。
ミサキは、オトコのように射精した。
ひくく呻いて身体を震わせて。
これはコレでエロかった。
そうできることを、オレは教えてやったのだ。
キョウちゃんが帰って来たら、今度はちゃんとキョウちゃんにももっと教えてやりたい。
かえって来てくれたなら、ちゃんと。
だが、それでも挿れなきゃ意味がない。
オレはミサキの脚を広げ、キョウちゃんに見えるようにその濡れそぼっている穴を見せつける。
ピンクの女性器のように縦割れたそこは、ベータやアルファとは違って、最初から性器だとわかる形状で。
ヒクヒクして、欲しがっていた。
ミサキの出したので汚れた指でそこを割開いて、キョウちゃんにそこを見せてやる。
キョウちゃんは、確かに元々女やオメガを抱く側なので、これに興奮するのかと思えば嫌なのはあるが、でも。
オレがそこをどんな風に可愛がるのかを見せてやる必要はあった。
割開けば透明な液体が零れ落ちていく。
「もうぐちゃぐちゃだ。キョウちゃん、オレがここに挿れてもいいの?」
オレはキョウちゃんに言う。
ミサキは焦れてむずがるように泣き出した。
いつもは欲しがる前に与えられて、感じさせられているからこんな風に焦らされたことなど無いのだろう。
まあ、それは相手のアルファがどれだけミサキに溺れているかの証明だ。
だがそんなのミサキは知らないだろう。
「ミサキ、ここを弄って欲しい?」
オレは甘く聞く。
指をゆっくり挿れながら。
そこは熱くぬかるんでいて、オレを欲しがっていた。
キョウちゃんに見せつけるべく指をゆっくり動かす。
ミサキは喘ぐが、毎日苛烈に責められているそこはこんな優しい刺激では足りない。
でも優しくされ慣れてないから、感じてしまう。
浅く入れた指が欲しくて、自分から腰を下ろしてくる。
「ほしいって言って?」
オレはいう。
キョウちゃんを見ながら。
キョウちゃんはそれでもニコニコしてて。
そこに腹が立つ。
良いんだ。
キョウちゃん。
しちゃうからね。
ミサキの中にオレのを挿れちゃうよ。
「お願い・・・欲しい・・・」
ミサキも泣いて頼むから。
オレはミサキのそこを指で苛め始めた。
いいっ
いいっ
気持ち・・・い
もっとぉ・・・
ミサキは番に見せたことの無いだらう貪欲さを見せてくる。
感じさせられるのと、受け入れて感じるのは全然違うよな。
「アイツ、こんなお前を見たら気が狂うんじゃないか?」
ミサキに教えてやれば、ミサキはもっと感じ始める。
感じることが復讐だと分かれば、ミサキはどこまでも感じる。
復讐が一番甘い。
指で穴を弄りながら、乳首も可愛がってやる。
尖る凝りを指で楽しむ。
穴がオレの指を美味そうにしゃぶるのも。
ミサキはオレが抱いてきたオメガの中でも、かなり良かった。
まあ、オレも。
大人のオメガは先生しか知らなかったが。
ミサキば上手に中だけでイった。
オレはずっと、キョウちゃんだけを見ながら、ミサキをイカせていた。
キョウちゃん
ぼんやりした微笑みの向こうに、たしかにいるはずのキョウちゃんを。
でも。
反応はなかった。
仕方なかった。
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