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に2
「聖さま!急に休みと言われても会社はどうなさるつもりで?」
「お前に任す。大事な用があるんだ。絶対に外せない」
「う〜困ります。代表はあなたなんですよ?」
「肩書きだけな。実質俺はなんもしちゃいない」
「聖さま!!お父さまにはどう言い訳をっ聖さまーーっ」
つんざくような秘書の声に顔をしかめるも聖は車へと乗り込んだ
聖歌隊除隊後普通に中学高校を出、大学に入ったころ親父は生きてはいるものの倒れ、そのまま代表を受け継ぎ会社を任された。
しかし実質はまだ名誉代表である親父が実権を握ってる
聖歌隊も親父の気まぐれで入れられた。
ぶっちゃけやる気は無かったが夜に出会い、毎週末が楽しくて仕方なくずっとこのままでいたいとさえ思ってしまった。
嫌われるかもしれないが…夜が好きだ
しかし時は残酷で悩みつつも迎えたあの日…おかしいとは感じていたがついにソプラノが出なくなった。
悲しい顔をする夜に口付けたかったが我慢し、
譜面台にメモを残した
来るかは…分からないがその後の俺の希望だった
それが明日にせまった。はやる気持ちをおさえ俺は教会へと向かう
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