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第10話

「気持ちいいか?」 「んんっ……」 「よし、今日は慣れるためにお前の穴に俺の(コレ)入れるから我慢しろよ」 なんかもうどうでもいいくらいの感覚が俺を襲ってくる。女とするより気持ちいいとかあるのか……俺ってまさかそういう素質あったりする? 男の指が入ってきた瞬間、身体中に電気が走る。まるで俺の感じるところをわかってるかのように俺を乱していく。 「ま、まって……あ……い、イクっ……あっ」 指だけでイッてしまった……もう死にたい……顔が見れない。もう本当最悪だ。そう思っていると俺の頬を掴んで顔を無理やり上げられた。 「な、なんですか……?」 「お前本当、男としたことないのか?」 「あるわけないでしょ……」 「お前素質あるんじゃないのか?まあ今日はこの辺にしとこう」 ああ……俺も思ったわ!絶対痛いとか思ったもん!なのになんで気持ちいいんだよ!クソ! 「からかってますか」 「いや可愛すぎて死にそうだった」 こんな男前にそんなこと言われたらさすがにドキッとしてしまう。俺は本当におかしくなってしまったんだろうか……?で、こいつはその大きくなった物をどうするんだ?俺だけってわけにもいかないし。《あーもう。抜いてやるか……》 「抜きますよ」 「え?なんて?」 「だからソレ……俺だけっていうのも俺がなんか気にするっていうか。だから抜くんでそこで大人しくしといて下さい」 俺も男だしどこが気持ちいいかくらいはわかってる。だからここだろうって場所を攻めまくった。苦しそうな顔がエロい。 「……イクぞ……」俺の顔にかかった液がさらにエロい。 ダメだ。エロいしか出てこない。 「お前、今までの女にもこんな感じだったのか?」 「べつに……でも俺男だしリードはしなきゃダメかなとは思いますけど」 「ふーん?そりゃ気に食わないな。まあこれからが楽しみだな。今までのお前の汚い体を俺が消毒してやるよ」そう言って俺に優しくキスをする。 こんなもんにハマっちゃったらもうダメだろ。 そうなってしまう前にこいつから離れないと。 当分してないから気持ちよく感じただけだ。絶対そうだ。 俺はそう自分に言い聞かせた。 「今日はこのまま寝よう」 「はい……」 男の寝息と共に俺も眠りにつく。 認めたくはないけど相性は……悪くはない。

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