19 / 49
ピアス
黒服はルカのピアスを丁重に持ち、控え室へと入った。
「失礼します。ルカさま…ぁ」
明らかに情事後と思われる2人の姿に黒服は慌てて視線をそらした
「すみません…ことに及ばれてるとは思いもせず失礼しました。仰せつかっていたピアスをお持ちしました」
「悪いな。サンキュー」
久遠は手のひらを黒服の前に出し、黒服はその手にピアスを乗せ
「それでは私は持ち場へ戻ります」
黒服は丁寧に頭を下げ控え室から姿を消した。
黒服の姿が消えるとまだボーとしているルカの股間に久遠は視線を移し、ルカの側へ座った
「ピアス着けなおしてやる」
「いい…自分で…」
ルカは手を伸ばすが久遠はそれを避け、ルカの陰茎に手を添えた
「身体、力入んねーだろ?遠慮せず素直に甘えてろ」
「好きにしろ…」
ルカは抵抗せずピアスへと伸ばした手を下げた
「いい子だ。じっとしてろよ?」
「…う…っ」
久遠はルカのピアスを装着しなおした。
孔に金属が通りその小さな痛みにルカはうめき、足をもぞつかせ声をあげた。
「ぁ…ぅ」
「なあ?これ付け直すのですら痛そうだけど…開けた時ってさ」
「忘れた」
「あ?忘れるもん?」
「知るか。さっさと寝るぞ…疲れた」
ルカはつんと鼻をそらして壁の方を向き眠った
ともだちにシェアしよう!