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ステージ裏

ステージの幕が降りるとルカは床に下ろされズルリとナカからバイブを抜かれた。 ルカの体がその刺激に反応して跳ねる… 「…っあ…っ」 そうしてするすると縄を解かれていくとルカは悔しさに涙を滲ませ、 抜かれたバイブに視線を移すとそれには血がついていた。 どうりで痛いわけだ… 裏方の久遠が手当に向かうがルカはその手を振り払い起き上がって八雲の腕の中に飛び込んだ 「ったく…八雲、そいつちゃんと躾とけ。終わったあとの礼もせず、あげく手当の裏方を振り払うとは…」 「レイさん…すみません。ルカに変わって今日のお相手ありがとうございました」 そうだ レイだ…。冷徹、冷酷、冷静、礼儀にうるさいそんな調教師… めちゃくちゃ怖くて苦手だ。 思い出したら足が震えてきた。 「行こう。ルカ。手当をする」 「手当は裏方の仕事なんだけどなぁ。まぁいいや俺は楽できるし。レイさん縛り今度教えてもらえませんか?俺も緊縛師目指してるんで!」 「それは調教師としてデビューしてからだな。生半可な気持ちじゃ怪我をさせるだけだ」 「とか言って技術を盗まれたくないだけっしょ?」 「久遠…っ」 「怖…ッ、でもその威圧感参考になる」 「たく…情熱だけは認めてやるよ。今からひとり別室調教が入ってる。押さえてほしいから着いてきな。特別に間近で見せてやる」 「マジ?」 久遠とレイは連れ立って別室の方へと向かった。

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