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手当2
「拭くよ」
八雲は仰向けになったルカの拭き清めていった
「…んっっ」
鞭により傷ついた皮膚にあたたかなタオルがあてられ少し痛みルカはビクついた
「大丈夫?」
聞くだけで八雲の手は止まらない…
「大丈夫…」
「レイさんも酷いよねぇ、こんなにミミズ腫れになるまで打ちつけなくても…かわいそうに」
よく言う。
八雲さまだってつねったり噛んだりやりたい放題なのに…
「許せないよ」
八雲は救急箱から軟膏を取り出し、左手の平にのせて右の中指人差し指でたっぷりと軟膏をとった。
「さあ、ルカ?おしりを出して」
「う…」
2本とも挿れる気かな?
切れてるのに…怖い。
でも、拒否すると……もっと怖い!
ルカはおずおずと股を広げ、塗りやすいようにおしりの肉を左右に割った。
「これでいいですか?」
足の間から八雲の顔を見ると八雲は笑っている。
良かった。正解のようだ。
すっかり八雲に調教されて恥ずかしいポーズもためらいはあるが難なくとれるようになった。
「いい子だ…塗るよ?」
八雲はそっと薬を入り口に塗りつけ、ナカへと指を侵入させていく
「…っい」
ビリリと傷に薬が沁みルカは小さな悲鳴をあげ、体をねじった
「痛い?辛いよね…頑張れ」
優しい言葉、しかも笑顔なのにぐりぐりとナカに2本の指を使って薬を塗り込んでくる八雲は悪魔のようだ。
でも、心無しか傷ついた顔をしているのは気のせい?
「ルカ…どの調教師がいちばんうまい?」
「派手でお客さまが盛り上がるのはレイさま…マニアックなプレイでお客さまが興奮なさるのは柊 さま。みなさまそれぞれ持ち味が違うのでなんとも…っああ」
八雲は突然前立腺に指をあてだしルカを責めた。
「ひぁあっっ」
「本当のことかもしれないけどそこは目の前にいる調教師を言うんだよ、ルカ。今おまえを抱いているのは誰?」
ガリっと爪を立ててナカをいじられルカの体ははねた
「八雲さまぁっ」
「そうだよ、俺だ。ルカは俺のものだよ…。誰にも渡さない」
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