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証
招かれた部屋へと入るとあっと息を飲むほど大きなキングサイズのベッドが部屋を埋めつくしていた。
「大きい…」
「びっくりした?ベッドが小さいのはあまり好きじゃなくてね。一応ルカの部屋も用意はしてあるけどしばらくはここで過ごして?」
「え?俺の…」
「24時間監視されていると疲れるだろう?自分の空間も時には必要だ」
「そんな…もったいない」
「当然の権利だから」
久々に人間扱いされてルカは八雲の心遣いに感動した。
「ねぇ、ルカ?ところでおまえは俺のためにどこまで耐えられる?」
「え?」
調教師の顔だ…
この射抜くような目で見据えられると動けなくなる。
八雲は引き出しの中から取り出した風呂敷状の包みを机の上に置くとズラリと謎の金属類とくつわが並べた
「身請けの記念に性器ピアス…つけてあげよう。ルカぎ俺のものって言う明確な印」
「え…性器って…」
「ペニスにつけるんだ…カリのところ。あとはギーシュ、ようは会陰部だ。その2ヶ所のピアスを買ってきた。より濃密なプレイができるようになる」
ルカは生唾を飲みこんだ。
怖くない…と言ったらたぶん嘘になる
でも。奴隷として身も心も躾られたルカは嬉しそうに笑い頷いた。
「はい。八雲さま」
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