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side.Akihito 「このままでもイけんじゃねぇか?」 「んんっ…そんなの、やだぁ…」 視姦による羞恥心か、それとも別のモノが欲しいからなのか…。どのみち今の保は、かなり挑発的にヤらしくて。 俺も我慢出来ず、すぐさま保の勃起したモノを掴み取り…裏筋から舌でねっとり包み込むよう、口へと運ぶ。 「ひっ…ああッ…!!」 まずはすっぽり根元まで飲み込み、キツく吸い上げる。 それから唾液と先走りをペニスに絡めながら、 ジュブジュブと音を鳴らし…口内で扱いてやった。 「んっ、あっ、や…みない、でッ…」 ワザと音を立て、舌で保を犯す。 目線は上、保をじっと逃がさねぇようギラついた目で縫い止めれば。 保は真っ赤な顔で、泣きながら見ないでくれと、 切に訴えてくるんだが… 生憎コイツの両手は塞がっちまっていて。 目を覆うことすら叶わない状況。 そうこうするうち保は、徐々に快感の波へと飲み込まれていき…。大胆な喘ぎを発しながら、ヤラシく乱れていった。 「あっ…激しいよっ…も、でちゃうからっ…!」 敏感過ぎる保の身体は、見る間に限界を訴えて始め。カタカタと足を震わせ、息を荒げていく。 「いーぜ…このまま出せよ。全部飲み干してやっから…」 ちゅるちゅると溢れるガマン汁にむしゃぶりつき、先端にキスを落として。唇を当てたまま、そう告げてやると… 与えられる快楽に対し従順な保は。 濡れた睫毛を揺らしながら、素直にコクンと頷いてみせた。 そうして絶頂を迎えるため、身を委ねようとしたその時──── 『あれ~ここにもいない~。』 突然ガチャリと、屋上のドアが開く音が耳に届き… 俺達は思わず動きを止める。 (…ぁ…ッ…) (静かにしてろ保…) 『おっかしいなぁ~、こっちの方に行くの見たのに…』 身を潜め、声のする方へと意識を飛ばす。 俺達がいる場所は屋上の入り口…開いた扉側で。 そこからは死角になってたから…。 まだ気付かれちゃいねぇようだ。 『いた~?あの金髪の人~。』 …どうやら文化祭に来た一般客の女共が、紛れ込んで来たらしい。 会話からして、俺を探してるみたいだが…。 ドア付近で留まってしまい、連れと何やら話し込んでるのが聞こえた。 (!!んぁッ…ちょ、上原くっ……) ソイツらの出現に、顔面蒼白で固まってた保だったが。 俺は然して気にも留めず…目の前の、少し萎えちまったモンを咥え直し、再度しゃぶり始める。 『ねぇ~、ここ立ち入り禁止みたいだしさ。他探さない?』 (んんッ…ゃ、ダメ…声が……!) 耐え切れず、スカートを握る片方の手を自身の口元へとあてがい。漏れそうになる喘ぎ声を、我慢しようとする保。 しかし俺は意地悪くも追い討ちをかけて。 口の中で膨らんだペニスを、ジュブ…と強く吸い上げた。 たまに尿道へ舌を突き立て、カリを抉って裏筋を舐り根元へ降りていくと…張り詰めた双球を舌で転がして、弄んでやる。 すると保は、丸めた背中を小刻みに震わせて。 それでもなんとか耐えようと声を押し殺し… 指の隙間から、艶っぽい吐息だけを漏らした。

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