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side.Akihito
今だってほら、こんな愛らしい格好で下半身丸出しで。俺のナニを美味そうにしゃぶりつく顔を、惜しげもなく晒しては…俺の心を描き乱す。
それを高みの見物で優越感に浸り。
秒速でコイツにハマっていくのを自覚しながら…
俺は自ら望んで、溺れてくんだろう。
「ヤラシイな、その顔…」
「ンンッ…ふぁ、あッ…」
真っ赤な舌を覗かせ、竿をチロチロと子猫みたく辿々しいソレで舐め回して。
根元を両手で支えながら亀頭まで登り、
先端から溢れるガマン汁を嬉々として堪能する。
それからまた口を大きく開いては。
中いっぱいに…俺の雄を、保は美味そうに頬張った。
「ん…ふあっ、ひゃッ…!」
ふわふわの癖っ毛を撫でてから、保の耳朶を弄んで。
そのまま指で顔の輪郭をなぞりながら滑り降り、喉を擽ってやる。
すると保の身体は逐一反応を示し。
俺のペニスを銜えたまま、可愛く鳴くもんだから。
俺のソレも、そんな保に感化されるよう脈を放ち。
保の小さな口内で、更に膨れ上がってしまった。
「ホントお前の身体、スゲェ敏感だよな?」
堪んねぇ───…と雄臭い声で呟けば。
保はそれだけで赤面し、呻き声を上げる。
…たくよぉ…
この俺が余裕失くすとか、マジ有り得ねんだけどな…
「んんッ…!!」
今まで保に委ねてた甘っちょろい愛撫だけじゃ、物足りなくなっちまった俺は。保の顔を後頭部から押さえ込み、喉奥を突き上げるよう激しく前後に揺さぶりをかける。
保も最初こそ、苦しげに踠 いてはいたが…。
本気で抵抗する様子はなく、俺の足へとしがみついて口をめいっぱい広げると…
従順にその身を、俺の律動へと委ねてくれた。
「ふッ…んン…ぅ…ッ…」
ガツガツと疑似的に挿入するのをイメージし、腰も軽く揺すって。俺の動きに合わせる保は、歯を立てないよう注意を払いつつ、舌を絡め中をきゅうっと窄めてくる。
そうすれば俺の雄は歓喜して…自ずと興奮が高まっていった。
先走りと唾液が、卑猥な水音を鳴らし…。
遠くから聞こえてくる文化祭の喧騒と混ざり合い、
目の前の現実をより生々しく具現化させる。
保は顎を汚す蜜にも気付かず、必死で俺に奉仕しようとピストンに合わせ頭を揺らしていた。
「保…そろそろ出すぜ…」
“ちゃんと残さず飲み干せよ…”
自分でも鳥肌が立ちそうなくらい、甘ったるく囁けば。保は俺のナニを咥えたまま、こくんと小さく頷いて…
俺は一気に頂点へと、登り詰めていく。
「ンッ…ふぁ…んっ…ん…ッ」
「は…いいぜ、保…その調子だ…」
これでもかってくらい保の頭を押さえつけ、
その口を自身の雄で駆り立てて。
「ッ…保……!」
快楽の波に乗った俺は、ぶるりと身体を震わせると…
「ん…ンんぅッ…────!!」
パツンとソコを解放し、保の口いっぱいに欲の塊を流し込んでやった。
「ッ…く……んん…っ…」
「零れてんぞ?保…」
あまりの量に、保はコクコクと数回に分けて飲み下そうとするものの。飲みきれなかったモノが、口端からだらしなく垂れちまって。
慌てて保は舌をペロリと出すと、律儀にもソレを舐め取っていた。
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