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side. Subaru
あれから随分遅れてやって来た土屋が、ソワソワと赤い顔をしながら森脇に話があるとか切り出して。
ふたりから妙に浮ついた空気を感じとり、
居づらくなった俺は…
ひとり、屋上を追いやられた。
仕方なく家に帰ろうかと、いつもの道を歩きながら。
ふと、あのコンビニに視線を這わせて。
(もう学校かな…)
ガラス越しにぼんやりと店内を見渡しても、
円サンの姿は無く。
最後にカウンターへと視線が行き着いて───…
ピタリと足が止まった。
ガンッと勢いよく店内へ駆け込めば、
カウンターには店長らしきオッサンがいて。
俺の姿を見るなり、ソイツは大袈裟に肩を震わせる。
それよりもカウンターの真正面、
そこには無残な姿に変形した、棚の成れの果てがあり…
目を開き嫌な音を立てる胸を抑え…
俺は店長へと詰め寄った。
「円…篠宮サン、は…?」
鈴高の制服を目に異様なほど怯えながらも、
店長は恐る恐る口を開いく。
「それがっ────…」
「チッ…!!」
驚愕の事実を知らされた途端、外へ飛び出すオレは。
コレまでにないくらい、
全速力で帰路へと続く道を
必死に駆け抜けていた。
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