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side.Subaru
「いるよ…。キミがオレを好きだと言ってくれるなら、ずっと…」
貴方のその言葉に、
どれほどの力があるのかは分からないけれど…
今は─────…
「…俺は例え死んでも、貴方をずっと愛しますよ…」
「そかっ…じゃあ───」
“ずっと一緒にいられるね”
…────今はそれで充分だと思った。
「あっ、はぁっ…も…っと…もっとッ…!」
「ハァッ…明日、動けなく…なりますよッ…」
再開したセックスは、
これ以上ないくらいの激しさだというのに。
まだ足りないと言い張る円サン。
俺が何を言っても、
「いいから、キて?」と挑発的な台詞を寄越すものだから…
俺も構わず、自分が欲しいままに。
ガツガツと愛しい者に埋めたモノを、下から奥へと突き立てた。
前立腺を抉る度、円サンは悲鳴紛いの喘ぎ声を奏でて。
負けじと俺の上で動いてくるから、
こっちも堪らず荒々しい息を吐き捨てる。
「ぁん…アッ……すばるくっ…はぁッ…!!」
「…円、サン…ッ……!」
ソファがガタガタと床まで軋ませて。
それすら互いの欲を駆り立て貪り合い、限界以上を求め合う。
円サンが視線でキスをせがむから。
乱れた吐息ごと飲み干すように…
ただ出鱈目に舌を捻込んで、卑しくもかぶりついた。
「んふッ…やっ、だぁ……」
「円サン……?」
急にガクガクと痙攣し出す円サンの身体。
腸内も伴ってギュッと窄められていく。
「ンあッ…もっ、イッちゃうよ…!」
もっともっと、
叶うならずっとこうして繋がっていたい。
離さないとばかりに俺にしがみつき、中までも締め付けてくる円サンの姿に…俺までもが追い詰められてしまう。
「はぁッ…俺も……一緒にイきましょう?円サン…」
顔を覗き込み目配せすると、
円サンは潤んだ瞳を小さく揺らし頷く。
その弾みでポロポロと涙が零れていった。
どうしてこんなに心地良いんだろう?
こんなに満たされて、切なくて、愛おしくて…
誰かを好きになる事は、決して楽しい事ばかりじゃない。
『好き』が大きければ大きいほど…
苦しい事や辛い事の方が、多いのかもしれない。
けど…
(それでも構わないんだ…)
貴方だからこそ、はっきりそう思える。
痛みを強いられてでも縋り付いていたいんだ、と…。
「円…サン……」
「ん…ぁ……なぁ、に……?」
ひとつに繋がったまま、
貴方の瞳に俺だけを映して─────捧ぐ。
「愛してます…。」
「ッ……ぁ…もっ…はァッ…!!」
不器用過ぎる俺を許して下さい。
だだ貴方が好きで堪らないんです。
たったそれだけの事が、
こんなにも俺を狂わせてしまう…
全ては篠宮 円という、たったひとりの為に───…
「オレもッ、好き…大好きだ、よっ…あアッ…!!」
「はぁ…円サン…まど、か……円…!」
ひとつになりたい。
このまま貴方とドロドロに溶けて、境界線なんて無くなってしまえばいいのに…
本当にそうなってしまうんじゃないかって
錯覚するぐらい、激しく…
そうやって狂おしく咲き乱れる貴方の中へと、
突き進んで行けば─────
「あ…すばる、く…─────ィッ…ああアアッ…!!」
互いの肉体が悲鳴を上げても。
一心不乱、欲に付き従い想いの丈をぶつけ合った刹那。
パチンとふたつの猛りが弾け飛び、
時をほぼ同じくして。
俺は貴方の内に。
円サンは重ねた肌の僅かな隙間に…
白く濁る愛欲の塊を、惜しげもなくぶちまけていた。
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