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第二十四章・4

 夕食を終え、バスを使い、静かな音楽を聴く。  軽くストレッチをして、眠りに就く。  これが、普段の麻衣のスケジュールだ。  しかし、今は隣に響也がいる。  共に夕食を摂り、寄り添って音楽を聴く。  互いに背中を押したりしながらストレッチをし、一緒に寝室へ入った。 「麻衣、クリスマスプレゼントだ」 「ありがとうございます」 「今、着けてくれるか?」 「はい!」  胸を弾ませながら、麻衣はバングルを腕に着けた。  白い手首に、良く晴れた空のような青が、映える。 「とても、似合うよ」 「大切にします」  響也の笑顔が、そっと近づいてくる。  麻衣は、それを拒まなかった。  瞼を閉じ、受け入れた。  温かなキスは、次第に熱を帯びてくる。  二人のパジャマが乱れるには、そう時間はかからなかった。

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