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第四十三章・2
響也の肩に顔をうずめ、麻衣は切なく訴える。
「響也さん……、早く。僕、僕、もう……」
「麻衣?」
明らかに普通でない彼の様子に、響也は違和感を覚えた。
途端に麻衣は体を離し、ベンチに駆け寄った。
サウナ用にと身に着けたバスローブを脱ぎ捨て、床に落とす。
そして、用意されてあったバスタオルをベンチに置き、その上に腕を畳んで顔を乗せた。
床のバスローブに膝を乗せて、腰を高く上げ、獣の姿勢を取った、麻衣。
「響也さん、早く……!」
「解ったよ、麻衣」
麻衣の様子は気になるが、響也の方も追い詰められている。
彼の秘所が充分潤っていることを確かめた後、すぐにそそり立ったペニスを押し込んだ。
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