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「いや、あの……あいつ、こんなオシャレなタイプじゃないというか」 「そう?制服も似合ってるし、イケメンって結構言われてるみたいだけど?」  創介さんの目を追うと、そこにははにかむように笑っている宮部が居る。  あいつまたあんな笑顔で……。  不思議なもんだ。  あんなにもう悲しい顔とかして欲しくなくて笑っていて欲しかったのに、いざ笑っている姿を見ると複雑だなんて。  その笑顔は俺だけの前でして欲しかったなんて。 「いや、でも……」 「琉生くんは心配性だなぁ……あ、琉生くんはバイトしないの?」  軽く笑った創介さんがポンッと手を叩いてそっちを見る。 「まぁ、そのうちするつもりですけど?」  俺もバイトすれば気が紛れるか?なんて思っていると…… 「なら、琉生くんもここで働けば?」 「はぁ!?」  想像もしなかった提案に思わず声を裏返した。 「人手不足で俺も何とかバイトには来てるけど、俺自身講義かなり入れてるからあんま来れなくてさ。琉生くんが入ってくれると助かるんだよ!」 「……俺にできますか?」 「できるだろ?」  微笑まれて考える。 「同じバイト先なら心配も減ると思うけど?」 「やります!」  迷いは一瞬でなくなった。  

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