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 明らかに戸惑っているというかもうキャパオーバーな感じの宮部。 「煽んな……」  上から押さえつけるように両肘を付いて宮部の額に顔をつけると、宮部はかなり身体を強張らせた。 「……わかってる。ヤらねぇよ」  言いつつ落ち着きそうもない下半身。  ドクドクと脈打って頭まで沸騰しそうだ。   「……ちょ、水飲んでくる」  起き上がって宮部に背を向けてから大きく息を吐き出す。 「あ、えっと……」 「ここに居ろ。本当にただ一緒に寝たいだけだから……な?」  不安になりつつも振り返ると、少し体を起こしていた宮部は小さく頷いた。 「悪ぃな」  その頭に手を付いてから部屋を出る。  部屋を出てすぐに俺は壁に寄り掛かってからズルズルと滑ってしゃがみ込んだ。 「くっそ……情けねぇ」  口元を覆いつつピンと主張したままのソレを目にする。 「落ち着けよ、お前……」  呟きつつ一旦脱力してからグッと気合いを入れ直した。  部屋にはまだ宮部が待っている。  さっさと落ち着けて一緒に寝よう!  テーブルに置きっぱなしだったグラスをカウンターに置いて、一つは水を入れて飲み干してからまだ萎えることのない昂りを慰めるためにトイレへと走った。

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