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 あれから毎晩一緒に寝るようになって、手を伸ばすと俺の胸に宮部もすり寄って来るようになった。  緊張で強張っていた身体も少しずつ慣れたのか、俺より早く寝息を立てることも出てきたくらい。 「村瀬くん……そろそろ……寝る?」  窺うように声をかけてきた宮部に向かって俺は見ていたスマホを置いてソファーに座ったまま手招きをする。 「う、わぁっ!!ちょっ……」  ゆっくり近づいてくる宮部の手を少し腰を上げて掴むと引いて俺の腕の中に閉じ込めた。  慌てる宮部を見て笑いを堪える。  こいつの反応にいちいちグッときて仕方ない。  かわいすぎる宮部を抱き締めているとジャンプーの匂いがして思わずスンと鼻を動かした。 「え!何!?」 「同じシャンプーの匂い」 「そりゃそうだよ。同じの使ってるんだから」 「そうだけど……お前うちの実家では違うの使ってただろ?」  風呂場にあったそれを思い出して聞くと宮部はちょっと恥ずかしそうに顔を下にする。 「宮部?なーに?」  思わずニヤけてしまうのを抑えられずにその顎に手をやってこっちを向かせた。 「……村瀬くんの匂い……だか……」  真っ赤な宮部の言葉を最後まで聞いていられない。  そのまま口を塞ぎつつ、でも、がっつきそうになる自分自身に気づいて慌てて離れた。 「村……」 「寝るか?」  立ち上がって宮部の手を引く。  宮部は少し眉を寄せたものの静かに頷いて俯き気味で後についてきた。

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