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105、第12話「あいつと一緒に」

 俺の部屋で一緒に寝て朝も一緒に起きるようになって、宮部が朝食を準備している間に俺は洗濯をする。  一緒に家を出て、早く帰った方が洗濯物を片付けて……  季節はもう夏になっていて大学だってもう間もなく前期が終わるのに、俺と宮部はまだ最後まではできていない。  しかも、試験期間中なのもあって最近は素肌さえ触れ合ってもいない。 「宮部ぇ……俺、明日の四限でとりあえず全部終わるけど……」  夕飯を食べながら左隣に居る宮部を見つめる。  宮部はお茶を手にして少し飲んでからグラスをカウンターテーブルに置いた。 「僕はまだ明後日もあるよ」 「なら、明後日は……」  見つめながらその腰に手を回すと、宮部は少し俯き加減になりつつもコクリと頷く。だが、 「……ヤベぇ……今日、一緒に風呂入る?」 「明日はまだテストでしょう?」  耐えきれなくなった俺の欲を感じたのか、サラッと躱された。  軽くスネていると、宮部は俺の肩に手を付く。 「……明後日は村瀬くんはバイト……だよね?十六時?」  少し傾けるその顔は反則だ。  顎を掴んでそのまま口を塞ぐ。  口内隅々まで余すところなく味わって、それでも離れられない。 「ふっ……んっ……はぁっ……」  鼻にかかったような宮部の声と水音だけを聞きながら更に抱きすくめてしまう。  苦しげな宮部に胸を押されてやっと離れても、息を乱すその姿がやけに色っぽくてまた抱き締めてしまった。

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