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第24話 お泊まり※

僕は今ぐったりとして湯船に浸かっている。非常にご機嫌な海斗はお湯の中にビンビンなアレを漂わせて、僕を抱き抱えている。 「洸太、大丈夫?痛かった?」 僕は自分でカンチョーをした後、風呂場で待ってた海斗に身体を洗われた。カンチョーでも結構なダメージ食らっていた僕は、海斗が僕の奥まで洗い始めた時にはなんか力も入らなくって…。 気持ちいいというよりは、異物感で、僕は果たして上手くいくのかなって凄い不安を感じたんだ。疲れ切った僕に海斗は困った顔で、何もしないから湯船に浸かろうって言ってくれた。 僕はぼんやりしながら、それでも海斗の興奮したそれが身体に押し当てられている事に、あっという間にドキドキしてしまった。僕は海斗の方に振り向いて腕を伸ばした。 「…ううん。ちょっと疲れちゃっただけ。海斗キスして…。」 僕の願いはすぐに叶えられた。ついばむようにくすぐる海斗の分厚い唇は柔らかくて、僕を圧倒していく。僕は自分から舌を伸ばして、海斗の甘いような舌を吸った。 ズクリと身体の奥から響くような興奮が僕を襲って、僕は海斗にしがみついて馬鹿みたいに唇に吸いついた。 「ちょ、これ以上湯船に浸かってたらのぼせる…。俺ただでさえ興奮して鼻血出そうなのにっ!」 そう海斗が言いながら、僕の腕を掴むと一緒にザブリと立ち上がった。そして僕にもう一度優しくキスして言った。 「…部屋に行こう。」 途端に僕はボンヤリしていた意識がはっきりして、真っ直ぐ見つめる海斗の目から逸らすことなどできずに頷いたんだ。僕たちはワタワタと濡れた身体をざっと拭くと、海斗に手を引かれて部屋に連れて行かれた。 海斗は僕をベッドへ座らせると、のし掛かって顔をぐっと側に近づけると呟いた。 「俺、洸太が怖くないように、痛くないように頑張るから…。洸太、洸太を俺のものにしたい。」 僕は何だか胸が痛くなるほど、海斗が好きだと思った。だから僕はにっこり笑って答える以外に、選択肢は無かった。 「うん。僕も海斗のものになりたい…。大好き…。」 僕の言葉が終わる前に、僕はぎゅっと海斗に抱きしめられてベッドに転がっていた。 口内を弄る海斗の舌にあっという間に溺れた僕は、胸をぎゅっと摘まれてビクンと仰け反った。あのズクズクする疼きは、もう僕にとっては気持ちよさでしかなかった。 海斗の指先で虐められたい、もっとして欲しい、ただそれしか考えられなくなっていたんだ。

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