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superVALENTINE;125;苑

チョコレートファウンテンができる機械を買ったから、やるなら今!ということで4人で囲んでいる。 まあ都と環が元に戻って良かった。 骨折したら、治るにつれ骨が補強されて少しゴツくなったりするけど、2人もそんな感じがする。都がこんな重たい感じの子とは思ってなかったけど、結局これも補強に補強されてのことなのかもしれない。環もセフレなんか作れるタイプじゃなかっただろうし、…作れちゃってたとしても、それはそれでなんか勝手に俺が傷つくなー…っていう、わがままな思いもあって…だから、とにかく良かった。 「うわっ」 「もー、またー?へたくそだなあ」 桂はさっきからピックでバナナを突き刺してチョコに浸そうとするたびにドボンと落としてしまっている。そして環が思春期の娘感を炸裂させている。 「なんか落ちちゃうんだよー」 「こうやって上向きにしたらいいじゃん。下向きにするから落ちちゃうんだよ……はい」 と言いながら、環はチョコだまりに沈んだバナナを突き刺して、桂に差し出す。 そしたら桂は直接あーんって口を開けて食べた。 「もー!お皿使おうと思ったのに」 「いいじゃんそのまま食べても!」 「環、俺も食べたい」 …都、素直に言えるようになってよかった…! 歯を食いしばって我慢しがちだった都が成長した姿を見たら、なんか泣きそうかもって思った。 夕方頃に環と都は帰宅していった。 「そのさん」 「ん?」 生けたバラの花を指先で触りながら返事した。 恥ずかしくて変な感じのリアクションしちゃったけど、本当は抱きつきたいくらい嬉しい。 「ねえ、もう一回つけてみてよ、エプロンと頭のやつ」 「なんでよ!」 「かわいかったからに決まってるでしょ。抱き潰しちゃいそう、愛おしすぎて」 「やだよ、潰されるとか」 「率直に言うと、したい」 ……あー、スイッチ入った顔だ、 「どろどろに甘くしたいなあって思ってたんだけど、なんか、ちょっと強引にもしたいなーって気分になっちゃった。どうしよう」 ぐいって距離を詰められて、ほっぺたを撫でられて、 「かわいいエプロン姿のふりふりしたそのさんの特にいいのは、恥ずかしそうにしてるところ。もっとそういうの見たいなって思っちゃったんだけど、いい?」 いいに決まってんじゃん…!! って頭の中では大絶叫してるんだけど、でも、恥ずかしくて口には出せない… 「んん、」 「んー?」 ヘッドドレスを頭に乗せられた。 顎の下で、黒いリボンを結えられる。 「ほんとかわいい…もっとかわいいとこ見せて、苑」 次の日の朝、声カッサカサだった。

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