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はじめてのヒート

「苦しいか…?」 清麗院は清らかな声音で尋ねた 「名は?」 「碧と…申します。頭の高いままで申し訳ございません。それにこのようなみっともなくも浅ましい姿を晒して…」 「よい。そちはβであったはずだが…転化し、Ωとなりはじめてのヒートを迎えたようだ。辛くて当たり前」 「え?そんなはずは…」 「その香りが何よりの証拠。雄をまどわす色香が漂っておる。本来であれば…上さましか解放してやれぬが…やむを得ないゆえ…しばし、辛抱をおし」 清麗院は、身をかがめ碧の唇へと自身の唇を合わせた 「…ぁ…ん……ん」 はじめての肉体の接触に悦び、碧はより一層後孔から露をこぼした 「ここが…」 清麗院は口を離し、香油を手にとり指を濡らすと露の出口を撫で、ツプっと人差し指を差し挿れ 「ひゃ…ぁん」 「疼くであろう?熱く猛った雄を腹奥まで迎え、その子種を欲しいと切に願っているのではないか?」 いじわるく清麗院は耳元に囁いた 「ぁっ…ぁ…清麗院さまぁ…お許しを」 「それが…本能。抗えぬのだ…だれも…。私は上さまの(つがい)にされた。ゆえに拒絶反応が出るからここまでしかしてやれぬ」 ぐっと清麗院は指をナカへと挿れ、いちばん感じる部分を押しあげた 「ゃあん…っ」 「気持ちいいか?Ω同士でしか分かりえぬこともある…私が手解きしよう…。そして、上さまの子を孕め。他の側室を追い抜き…いちばんに御部屋さまへとなるのだ」 「おへやさま…」 「おのこを宿せ。宿せぬ腹はいらぬ…。将軍生母となるのだ…。番にさせられたからには世継ぎを残す。ははっ」 清麗院は碧を自らの身代わりにすることを決め、声高らかに笑った

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