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一緒にお風呂
「あぁ……相馬さん!今日こそ、いいでしょ!?」
今日こそっというのは
一緒に風呂に入ること。
最近夏樹は家に泊まることが多くなったのだが
変に一緒に入ると言い寄ってくる。
この、変態が。
どうせまたよからぬことでも考えてるんだろう。
「絶対嫌だ!第一、男二人で風呂なんか狭いだろ!風呂入りたいんなら一人で入れ!」
えー!そんなぁー!
なんて後ろから声は聞こえるが……まぁ、無視しよう。
さっさと服を脱ぎ捨てて入ると
床のタイルが冷たい。
うぅ、俺は冬のこの冷たさが嫌いなんだ……!!
取り敢えず、体にお湯をかけた後
湯船に飛び込むようにつかった。
「ふはぁ……幸せだー」
「幸せなんて大袈裟だなぁ」
「うっせ、俺はこの時間が一番好きって……おい!!!!」
ん?と疑問を投げ掛ける夏樹。
いやいや、なんで入ってきてるんだよ。
つーか、結構身体筋肉質……じゃなくて!
「勝手に入ってくんな!」
「えー!いいでしょ、それぐらい水くさいなぁ!」
そう言って浸かろうとする。
せめぇだろ馬鹿野郎!
「はいはい、相馬さん足曲げて!」
言われた通り足を曲げる俺。
嗚呼、情けねぇ。
つーか、なんかこの体勢……
み、見つめあってるみたいでなんか……。
「なーに、照れてんの。あ、もしかして今すぐシたい?お風呂プレイもいいなあ、たまには!」
「ふざけんな!!夏樹の馬鹿!」
そういってそっぽを向いてしまった俺を慰める。
「もう、金輪際夏樹を泊めねぇ!」
(そーいいながら泊めてくれるくせにー!僕のこと好きだからー!)
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