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三十日『三分間電話の日』

「もしもし、ハル? どうした?」 『あ、もしもしノブくん? あのねぇ……』 「うん、なに?」 『えっとぉ、お仕事お疲れ様』 「うん?」 『あのねぇ……』 「ハル、俺これから会議なんだけど。急ぎじゃないならまた家でな?」 『だめ待ってノブくん……その……』  しばしの沈黙。 『大好きだよ』  プツっ。

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