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四日『差し入れの日』
最近の信周は忙しい。家でも仕事をする信周に、晴日はそっと近づいた。
「はい、ノブくん。疲れたでしょ?」
信周は「お」と顔を上げて、差し出された飴と晴日を交互に見比べる。
「俺、そっちのがいい」
「ん?」
信周はじっと晴日を見つめていた。何がいいのか分からず晴日が首を傾げると、信周は晴日をぐっと引き寄せ、唇を合わせた。舌を割り込ませ、晴日が舐めていた飴を強引に奪っていく。
「よし、もうひと頑張り」
伸びをした信周は、まだあたふたしている晴日の口に新しい飴を押し付けた。
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