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十日『駅弁の日』

 ベッドに座り、晴日が信周に跨っている。体を繋げたまま唇を貪り合って……。 「ん……」  小さく喘いで晴日はぷはっと息を吐いた。信周が晴日の足の下に腕を回す。 「ハル、しっかり捕まってろよ」 「ノブくん……? えぇっ、まってっ……ぅあっ」  信周は小柄な晴日をがっしりと抱きかかえて立ち上がった。宙に浮いた晴日は反射的にぎゅっと信周にしがみ付く。そして。 「あうっ……ぁっ……あぁっっ……」  信周に優しく揺さぶられ、一際高い晴日の嬌声が響いた。

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