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七日『コナモンの日』
皿に取ったまん丸のたこ焼きにソースと青のりをかけ、ぱらぱらと鰹節を振る。紅しょうがを添えれば……。
「うんまぁ。はい、ノブくんも。あーん」
差し出されたたこ焼きを信周が口で受けとる。
「ふはっ、うまっ」
第一弾を食べながら、信周は次を焼き始めた。
「ハル、次は何食べたい?」
「えっとぉ、チーズ。あと、おもち」
「オッケー」
たくさん用意した具材。二人きりのタコパ。器用にくるくるとたこ焼きをひっくり返している信周の口に、晴日がせっせと焼けたたこ焼きを運んでいる。
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