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十五日『暑中見舞いの日』
『まわれ か~ざ~ぐるま~ か~ざ~ぐるま~ いつ~ま~で~も~♪』
課題をしながら、晴日はテーブルにもたれていた。レポートを書くために開いたノートパソコンからは、松山千春の歌が流れている。はあ、と溜息を吐いて体を起こした晴日の隣に信周が座った。
「はい」
「ありがと……」
差し出されたコップにはカフェオレがなみなみと注がれていて、中で氷がカランと音を立てた。
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