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二十三日『オリンピック・デー』

 晴日はゴミ箱に向かって狙いを定めた。鼻をかんで丸めたティッシュとそこら辺のゴミが見事な弧を描いて次々とゴミ箱吸い込まれていく。 「っよし」 「すっげ。ゴミの投げ捨て大会とかあったら、ハル絶対金メダルだよな」  小さくガッツポーズをする晴日を見て、感心したように信周が言う。

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