205 / 368
二十三日『文月ふみの日』
夏休みになった晴日は一日中アルバイトだ。休日の信周が昼近くになってようやく起きてきたとき、晴日はもう家を出ていた。
『ノブくんへ♡♡
朝ごはん食べてね♡♡♡バイト行ってくるね♡♡♡♡♡』
信周はテーブルの上に♡だらけの置手紙を見つけると、へにゃっと頬をゆるませた。さっそく冷蔵庫を覗くと、ふわっとラップのかかったオムレツにもケチャップで♡が描いてある。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
205 / 368
ともだちにシェアしよう!