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六日『天むすの日』
皿の上の天むすを見て、信周は驚いたような少し嬉しそうな顔をした。
「お、天むすじゃん」
「うん、夜のエビ天余ってたからおにぎりにしちゃったぁ」
――だってノブくん、本当は朝はごはん派だもんね。
信周の様子をちらちらと盗み見ながら、晴日は残り物の味噌汁を温めた。
【参照◇十月五日『レジ袋ゼロデー』】
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